そして、ある事実について納得的な物語を創るためには、その他の出来事の総体を多面多層にわたって把握するという不可能事に挑戦しなければなりません。だから歴史は、国家についてであれ世界についてであれ、個人にかんしてであれ、地域にかんしてであれ、つねに未完の物語たらざるをえず、それゆえ喋っても聞いてもつねに楽しい物語にならざるをえないのです。

人生読本西部邁

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